ひとりめの出産体験談。妊娠高血圧腎症でした。

はじめに

2020年に男の子、2022年に女の子を出産しました。

ひとりめの男の子を妊娠中に妊娠高血圧腎症になってしまいました。大事には至らず母子ともに1週間で退院できました。在胎38週5日で1900g台と小さく生まれ、今も痩せ気味ではありますが問題なく元気に育ってくれています。

当時の妊娠・出産の経験を記します。

妊娠経過

妊娠中期に体重増加の指摘や浮腫はありましたが、大きな体調不良はなく産休まで仕事をし、ウォーキングに励んでいました。

血圧が高くなったのは34週5日の健診で、140台だったので深呼吸をするように言われました。何度も計測し直して記録には「139/75」と記されています。

その頃は助産院で出産予定で、医師の診察はなく寝不足の影響かもしれないということで経過観察になりました。

36週5日の産婦人科での健診では血圧「128/71」、尿蛋白3+でした。少量しか尿がとれなかったから脱水の影響もあるかもしれない、次回38週の健診では水分をよくとってくるように言われました。

37週5日、助産院の健診で血圧「130/79」、尿蛋白2+。「妊娠中毒症かもしれないけど36週の健診で何も言われなかったのよね?!」と助産師さんに言われ、不安になるばかり。

出産した日

38週5日、産婦人科の健診で血圧「146/79」、尿蛋白3+。「妊娠高血圧ですね、助産院では産めないのでうちで産みましょう」と言われました。健診前にかなり不安になっていてネット情報で尿蛋白の出ている尿は排泄後に泡立っていることを知りました。そのため、医師の診察前の尿検査で紙コップの中で泡立つ尿を見て、「これはやばいんだろうな」と恐ろしくなっていました。

内診をすると「そろそろ出産が近いかもしれない」ということでした。その日は水曜日で、週末も陣痛が来なければ週明けに誘発分娩の予定になりました。診察が終わると入院予定の病棟を見学させてもらってバースプランの用紙や入院の持ち物など説明を受けました。

家までの帰り道、予定していた産院ではなくなってしまったことや赤ちゃん大丈夫かな、食生活がよくなかったのかななど自分を責めてぐるぐると考え泣きそうでした。

内診で刺激されて少し出血し、帰り道からお腹が張っていました。それでも夕飯のためにたくさん買い物をして帰りました。重たいのにカボチャを買ったのをよく覚えています。

夕方になるにつれ結構痛くなっていたのですが、助産院と産婦人科で準備物が違っていたので「入院の準備しなくちゃ、バースプラン書かなくちゃ」とそればっかり考えて、痛みの合間に入院準備、風呂掃除、入浴をしていました。

この痛み、陣痛なんですよね。出産の3時間前に風呂掃除をして風呂につかっていたのです。

夫は仕事で帰りが遅いので、LINEで転院になったことや赤ちゃんが大丈夫か心配なこと、誘発分娩への恐怖、結構お腹が痛くてなかなか入院準備が進まないなどグチグチ言っていました。

なぜこんなに陣痛にピンと来ていなかったかというと、姉の影響が大きかったように思います。助産院での出産を決めたのも姉が出産した助産院を勧めてくれたことがきっかけでした。その姉が「陣痛は本当に痛くて、産院に向かうために車に乗る時は歩けなくて這いつくばって動いた」と言っていたのを思い出していました。

もっとたくさんの出産経験者の友人たちに経験談を聞いておけばよかったのですが、なんせ心配性なもので妊娠報告をする勇気が持てませんでした。コロナ禍で友人に会う機会も減っていました。そのため身近な出産経験者である姉の経験談頼りになっていたところがあります。助産院での出産も珍しいですよね。

痛くて休み休みじゃないと荷物の準備ができないけれど、歩けるし、風呂掃除もできるし、お風呂にも入れたし、これは陣痛じゃない、内診の刺激のせいだと思うけど・・・

念のため陣痛アプリで計測すると5分間隔くらいで、「そんな訳ない、陣痛っていうのは10分間隔くらいから始まるものでしょう、前駆陣痛ってやつかな?」と考えていました。

いつも帰りが遅い夫が、心配して20時頃に帰ってきてくれました。産院に行こう、連絡しようと言ってきます。陣痛ではないと思うけど一応産院に連絡しました。

「陣痛かどうか分からないんですけど、ちょっとお腹が痛くて・・・」

助産師さんは「心配だったら来てもらってもいいですし、もう少し家で様子をみてもらってもいいですよ」と優しく言ってくれました。

「・・・もう少し様子をみてみます」

来てもいいって言ってくれてるのになぜか行かないという選択をした私。

その後も痛みの合間に入院準備をしてなかなか進まず焦っている私を見て、夫は「やっぱり産院に行こう」と言いました。荷物を詰めたいのに、2、3分でお腹が痛くなって全然準備が進まない、陣痛は10分間隔のはずだから前駆陣痛だと思うけど。「そんなの後からぼくが荷物を持っていけばいい」と言われ、確かに、と納得しました。

今思うと、痛みで思考力が鈍っていたのかなと思います。

車を出してもらって車内で産院に連絡。車の揺れもあってか、産院に到着する頃にはかなりお腹が痛くなっていました。尿検査をするように言われ痛みに耐えながらトイレに行きました。

ベッドで助産師さんに内診をしてもらうと、「え!もう頭がそこまで来てる!」と言われ「えー?!」と叫んでパニック状態に。え、歩けたのに、10分間隔とかなくていきなり5分とか2、3分間隔だったのに、陣痛だったの?

それからすぐに分娩室に移動して、産院に到着して1時間後くらいに普通分娩で産まれました。

陣痛には鈍感でしたが、出産の痛みは言わずもがな、死ぬほど痛かったです。

昼間に見学させてもらったばかりの病棟で、夜に出産して入院しているのが不思議な感覚でした。

入院中は血圧がまだ高かったようですが、一か月健診の頃には落ち着いていました。

教訓

私はもう出産予定はないので、この記事を読んでくださった妊婦さんに伝えたいです。

「痛みの感覚は人それぞれ」

陣痛っていうのはもうめちゃくちゃに痛いイメージだったんです。確かに出産時の痛みは相当です。ただ私は10分間隔の時、痛みに気づかない程度のものでした。出産当日の妊婦健診の内診後からちょくちょくお腹が張っていたので、多分そのあたりから陣痛は始まっていたんだと思います。

そんなに痛みはなくても、定期的にお腹が張っていたら陣痛を疑った方がいいです。産院に連絡して指示を仰ぎましょう。

妊娠高血圧症候群と診断された人へ

私は診断された時からしばらく自分のことを責めていたように思います。

約3年経って、今は「誰にでも起き得ることがたまたま私にも起こっただけ」と思えています。

診断されて不安な妊婦さん、私よりもっと過酷な経験をされた方

あなたのせいではないです。それを伝えたかった。

「高血圧」と聞くと、塩分の取りすぎだとか、不摂生なイメージがありますし、妊娠中に食事のことを気にしていなかったからではないかと周りに思われたり自分でもそう思ってしまったりしますよね。

まだ原因がはっきりしていない病気を、自分のせいにするのはやめましょう。

一緒にやめましょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

ふたりめは、総合病院にお世話になり、低用量バイアスピリン療法を受けて出産しました。高血圧にはなりませんでした。ひとりめを出産した産院では「妊娠高血圧症候群」と診断されましたが、総合病院では当時の尿蛋白の高さから「妊娠高血圧腎症」と言われました。妊娠高血圧を経験すると、次の妊娠も不安になりますよね。またふたりめの体験も記事にしたいと思います。

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