高額な退去費用を請求された!管理会社との交渉のコツ。

ようやく決まった新居、大変だった引っ越し作業。

荷解きを終えひと段落したのも束の間、管理会社から高額な退去費用を請求されて困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は管理会社と交渉し、敷金全額を返還していただきました。

その時のことを思い返して交渉のコツをお伝えしたいと思います。

交渉の前提として

・国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を確認する

・賃貸契約書を確認する

 「契約書に通常損耗や経年劣化の修理費用は入居者の負担とする」という特約があり、かつその具体的な金額が明示されていれば修理負担は借主になります。

・退去時の注意点を知っておく(リベラルアーツ大学 両学長のYouTubeがおススメ!)

 具体的には、「しっかり掃除してから退去する」「退去時の立会いはしない」・「請求書には納得するまでサインしない」

このあたりはまた別の記事でまとめたいと思います。

交渉のコツ 

消費生活センターに電話で相談する

費用明細を確認する

・消費生活センターが教えてくれるその他の相談窓口に電話する

・知識を得た上で管理会社にメールで交渉する(丁寧な言葉遣いで!)

はじめに

私が住んでいたアパートは入居当時新築で、住んだ期間は2年弱でした。

退去後に管理会社から、敷金6万9千円はクッションフロアの貼り換え費用に充てるため、5千円ほどしか返還されないとの電話連絡がありました。

ダイニングテーブルの脚があたっていた部分のクッションフロアが黄色っぽく変色していたのは退去時確認しています。ただ、貼り換えに6万4千円もするの?!高!!!というが私の感想でした。

また、こちらとしては故意に着色させたのではなくただテーブルを置いていただけです。

家具による床のへこみは借主負担ではないという国土交通省のガイドラインに沿ってるかと電話口で尋ねると「へこみではなく着色なので支払ってもらう必要がある」とのこと。

(じゃあしょうがないか・・・)と思いつつ、費用明細を送ってほしいと伝えました。

消費生活センターに相談する

費用明細の到着前でしたが、消費生活センターに電話しました。家具による床の着色は借主負担が本当に妥当なのか確認したかったのです。消費生活センターの方は大変優しく対応してくださいます。

「家具のへこみは貸主負担であるが、家具の着色に関してはグレーである」という回答でした。

(そうか~へこみはOKだけど着色はダメなのかぁ。故意ではないにしろ色をつけてしまったのだから支払うのは仕方ない、、)という気持ちになりました。

とりあえず明細書が届くのを待って、また何かあれば相談する流れになりました。

また、「大阪市立住まい情報センター」という住まいに関する相談窓口を教えてくれました。

費用明細を確認する

数日後に送られてきた明細には「CF(クッションフロア)貼り換え LDK」という項目があり、LDK全面の平米数×単価がすべて退去者負担になっていました。

ダイニングテーブルの脚があたってた部分の着色なのに、LDK全面の貼り換え?!?!

この金額は妥当なのか?費用明細を確認したことでまた疑問が出てきました。

また国土交通省のガイドラインではクッションフロアは6年経過で残存価値1円になると示されおり、入居後2年は経過しているので全額負担はおかしいのではないかとも思いました。

費用明細は項目・平米・単価などが妥当なのかしっかりと確認しないといけませんね。

その他の相談窓口に相談する

消費生活センターに再度連絡してもよかったのですが、前回の電話で住まいに関する相談窓口を教えてもらっていたので、そちらに連絡しました。大阪市立住まい情報センターの方もとても親身に相談に乗ってくださいました。

経緯を説明し、家具の着色が借主負担というのは、国土交通省の原状回復 ・国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に沿っているのか再度確認することに加え、全面貼り換えの請求をされているがクッションフロアというものは一部分のみ貼り替えることはできないのか質問しました。

「家具の着色の費用負担に関しては微妙なところ」と消費者生活センターと同様の回答でした。

クッションフロアについては「もしかしたら全面貼り換えないといけないのかもしれない」とのことでしたが、「住まいるダイヤル」という窓口で建築士の方が無料相談を受けているのでそちらに電話してみてくださいと電話番号を教えてくれました。

さっそく住まいるダイヤルに電話で経緯を説明し、クッションフロアは一部のみ貼り換えることはできないのか質問しました。

「一部のみ貼り換えることは可能、借主の負担は最小金額のみ」

「一部のみの貼り換えでは周囲の床と柄や色が合わないといった管理者側の要求に応じる必要はない」

「あとはあなたがどこまで交渉するかです」

「まず主張して折り合いがつかなければ簡易裁判所で民事調停を申し立てるという手段もあります」

と減額への希望が持てる回答とともに今後の方向性を教えてくれました。

知識を得た上で管理会社にメールで交渉する(丁寧な言葉遣いで!)

電話では「言った・言わない」の問題が出てきたり、落ち着いて交渉ができなかったりするのでメールを使用しましょう。

私は管理会社のメールアドレスを知らなかったので、ホームページのお問い合わせフォームから連絡しました。

ここで各窓口に相談したこと、床の着色については微妙なところとの回答であったので支払うが、LDK全面の費用負担には納得ができないこと、着色した一部のみの負担には応じること、経年劣化を踏まえた計算をしてほしいので再度明細を郵送してほしいと連絡しました。

(応じてくれなかったらどうしよう・・・)

と思っていましたが、管理会社から施主様と提携弁護士さんに相談し再度計算して郵送するとの連絡がきました。

数日後「全面張替でなく部分補修で対応する」とメールをくださり、経年劣化も加味した上で1万9千円ほどの請求となりました。これだけでも当初よりは大幅な減額だったのですが、補修部分の平米・単価の記載はなくダイニングテーブルの脚部分だけの補修の割にはLDK全面の張替の値段に対して割高でした。

ここで再度、対応してもらった事に対するお礼とともに平米・単価が記載されていないので教えてほしいこと、LDK全面の張替に対して割高ではないかという旨をメールで伝えました。

すると質問に対する返答はなく「敷金全額返金できるようにしたいと思います」とのメールをいただきました。

(え!いいんですか?!)

払う必要のあるお金は払う意思はあったのですが、私がしつこいからかめんどくさいやつだと思われたのか、全額返金対応にしてくださるとのことでお言葉に甘えました。

まとめ

もっと高額な退去費用を請求される事もあるでしょうし、敷金の範囲内で済むならまぁいいかと思われる方も多いと思います。

もちろん故意・過失による汚損などの補修費用は支払う必要はありますが、「支払う必要あるの?」「どういう計算でこの金額になってるの?」など疑問に思うところがあれば納得がいくまで質問したり専門の方に相談をするのがいいと思います。

消費生活センターはこの後家を購入する際にも相談をしたことがあるのですが、みなさんとても優しかったです。アドバイスをくださるとともに関連する専門の窓口を教えてくださるので大変助かりました。

高額請求をなんとか減額してもらおうと熱くなるかもしれませんが、管理会社の方も人間です。無礼者よりは丁寧に交渉する人の方が好感を持って動いてくれるのではないでしょうか。

少しでも参考になれば幸いです。

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